在宅で介護をされているご家族の方、
お体は元気でも認知症が進み、いつも大きな不安を抱えて生活をされているご家族の方、
もう、おひとりで暮らせる状況ではない中で、独居を続けられているご両親さまを持つご家族の方
私たちはこれまでたくさんのご家族さまと出会ってまいりました。
おひとりで悩まれ、心も体もお疲れになっておられた方も少なくありません。
いよいよ限界が近づき、入居の話が進んでも、ご本人さまから
「介護施設なんて絶対に入らないから」
と強く拒否されて、先延ばしになってしまうケースも本当にたくさんあります。
「施設に入りたくない」という心理と背景
設を拒否する理由はさまざまですが、多くの方が以下のような不安を抱えています。
1)自由を奪われるのでは?
→ 「好きなことができなくなるのが怖い」
2)お金の心配
→ 「高額な費用がかかるのでは?」
3)他人と過ごすストレス
→ 「見知らぬ人と共同生活は嫌だ」
4)家族に見放される不安
→ 「施設に入ったら家族が来てくれなくなるかも」
「絶対に施設に入りたくない」と強く拒否するのは、こうした不安が根本にあるからです。
施設に入らずに生活を支える選択肢
「今すぐ施設に入る必要はないけれど、家での生活が難しくなってきた…」
そんなときの選択肢を整理しておきましょう。
■ 訪問介護・訪問看護を活用する
ヘルパーや看護師が自宅に来て、日常生活や医療面のサポートを行います。
<メリット>
✔ 家にいながら介護サービスを受けられる
✔ 施設よりも自由度が高い
■ サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
「自宅のように暮らせる施設」として人気が高まっています。
<メリット>
✔ 生活の自由度が高い
✔ 必要なときに介護サービスを利用できる
✔ 自立した暮らしを続けられる
嫌がる場合に効果的な施設への入居方法3ステップ
「絶対に施設に入りたくない」と拒否する親が、納得するにはどうすればいいのでしょうか?
1: 施設の見学に誘う(決める前提ではなく)
「ちょっと見に行くだけでもいいから、一緒に行ってみない?」と提案する。
実際に雰囲気を見て、「ここならいいかも」と思う方も多いです。
2: 短期間の体験入居を試す
「ずっと入居するのではなくて、一度試してみない?」と提案する。
実際に体験することで、未知の不安が緩和されることが多いです。
3: 本人のペースを尊重する
無理に決めさせるのではなく、「選択肢として考えてみよう」というスタンスが大切です。
最後に
ご家族さまの
「もう少しだけ頑張ってみます」
この言葉も本当によくお伺いします。
ご本人が自ら進んで介護施設に入りたい、と思っていただける方は実際にはごく少数です。
事実、限界を超えて、例えば転倒したり、大きなお怪我をされたりして、入院を経て入居されるようなケースも残念ながらあります。
私たちに、ご本人さまにご納得いただく、よい方法や妙案がある訳ではありません。
しかし、できるだけ、最後まであきらめずにお力になりたいと考えています。
もし今、おひとりでお悩みなら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。
ご本人さまにご納得いただく、よい方法がある訳ではないと書きましたが、
私たちの施設を見学に来られ、ご本人さまが「 ここなら入ろうか 」と言っていただいたこともあります。
そして、多くの方に、入居後には「 ここは良いところだ」と言っていただけました。
施設には絶対に入りたくない、できれば施設には入れたくない、そんなご本人さまと、ご家族さまが、笑顔で安心して過ごせる未来を、私たちは提供していきたいと願っています。
お問い合わせや見学はいつでも受付中です。
気になった方は『お電話』『お問い合わせフォーム』よりお問い合わせをお待ちしております。